2013年11月8日金曜日

乙嫁語り 総評

中央アジアの嫁マンガ!描き込みが凄すぎて眺めてるだけで楽しい!

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
著:森薫
連載期間 :2008~連載中
ジャンル:ラブコメ・恋愛
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
画力:★★★★★
管理人のツボ:★★★☆☆
総合評価:★★★★☆

-あらすじ-
19世紀後半の中央アジア。とある町に住むエイホン家に、北方の移牧民(半定住・半遊牧民)ハルガル家から20歳の花嫁、アミルが嫁いできた。花婿カルルクはまだ12歳の定住民の少年であった。
ハルガル一族らの住む北方はロシアの侵攻(南下政策)で緊張状態にあった。アミルの叔父たちは、すでに嫁に出したアミルを連れ戻して、あらためて有力な部族に嫁がせようと実力行使に出るが、町をあげた抵抗にあい失敗に終わる。
エイホン家の居候の英国人スミスはエイホン家の人々に別れを告げ、アンカラへの旅につく。 途中カラザの町で諜報員と誤解され勾留されるが案内人アリにより窮地を脱する。その後、町で出会った薄幸の未亡人タラスと恋に落ちるがこの恋は実ることなく、また旅を続けることになる。(Wikipedia)

 -感想-
今回取り上げるのは”乙嫁語り”です。
乙嫁とは「若いお嫁さん」、「美しいお嫁さん」、或いは「可愛いお嫁さん」といった意味の古語だそうで、
この漫画では、19世紀の中央アジアの乙嫁達のラブ・ロマンスが描かれます。



現在の最新巻である5巻まで読んだところ、1~2巻ごとに違う乙嫁達を描いていくスタンスのようですね。

中央アジアの嫁マンガなんて珍しいなーと、興味本位で読み始めましたが、これが思った以上に面白くてハマってしまいました。
この時代の中央アジアの人々の生活や文化なんかも知ることができて凄く面白い!
作品全体を通しての雰囲気も凄く良くて、読んでいて気持ちが良いです。

また、この作品においてもう一つ魅力的なのが、圧倒的な”描き込み”です。
画像じゃ伝わりにくいかも知れませんが、扉絵のそれなんてもう”圧巻”の一言に尽きます・・・

森薫「乙嫁語り」2巻 P126、127




ただこの作品の凄いところは、扉絵や見せ場のシーンだけでなく、何気ない一コマ一コマに非常に丁寧な描き込みがなされているところです。
服や絨毯に施された刺繍なんかはもう眺めているだけで楽しくなっちゃいます。
これが絵で魅せるってことなんでしょうね!
その妥協のない描き込みに、作者の中央アジアへの愛をヒシヒシと感じます。





ちなみに僕のお気に入りの乙嫁はこちら!(笑)

森薫「乙嫁語り」1巻 P3



最初の乙嫁・アミルさんです!!
可愛いですねー。
キャラクターの可愛さもこの作品の魅力の一つです。
さらにこのアミルさん、弓が上手で一人でウサギを仕留めてきて、自分で捌いちゃったりします。

森薫「乙嫁語り」1巻 P28
森薫「乙嫁語り」1巻 P29








この時代の中央アジアの女性は凄いですねぇ~。
野性味溢れる乙女って管理人的には割とツボです(笑)
そんなアミルが8歳年下の花婿・カルルクと愛を育んでいく様子に、もうニヤニヤが止まりませんでした。

他にも、
5人の夫に先立たれた幸薄き乙嫁・タラス
双子の悪童・ライラとレイリ
の二つの物語がありましたが、どちらも良い話でしたよ!
タラスの物語は切なくて泣きそうになりましたが・・・(笑)



個人的にはこの作品、近年稀に見る”良い漫画”だと思います。
オススメです!



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1 件のコメント:

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