2013年11月13日水曜日

この世で一番エキサイティングなゲーム。人間の血が最も血沸返る究極の勝負・・・それは”投資”だ!

インベスターZ(1) (モーニングKC)
著:三田紀房

ドラゴン桜で有名な三田紀房の最新作”インベスターZ”1巻の感想です。
ドラゴン桜では受験、エンゼルバンクでは転職を題材にしてきた三田紀房ですが、今回のテーマはズバリ”投資”
インベスターって日本語に直すと投資家のことですからタイトル通りですね。
個人的に投資には興味があったのと、この作者が好きなので買ってみました。
これから面白くなっていきそうな予感!


主人公は、中高一貫の超進学校、道塾の入試を全教科満点で通過した天才少年”財前孝史”
三田紀房「インベスターZ」1巻 P8
彼の入学した道塾は毎年東大合格者100名を送り出す超進学校ながら、なんと学費がタダ!
だがその裏にはとんでもない秘密がありました・・・


なんと、道塾の学費は投資部の生徒が稼ぎ出していたのです!
道塾の総資産は約3000億。これを年8%の利回りで利益240億・・・

ひえええええぇぇぇ・・・・
生徒にこんな大金を任せるなんてとんでもない学校ですよホント。
頭おかしいです。

投資部の部員は中学入学時成績がトップだった各学年の生徒6名で構成され、この決まりは拒否出来ない。
つまり孝史は投資部に入部が決定していたのでした。

しかしそんなこととは露知らず、小学校の頃ソフトボールをしていた孝史は、中学では野球部に入るつもりにしていました。
そんな彼の元に野球部を名乗る先輩が現れ、「君のことを迎えに来た。」と言います。
野球部の割には長髪な先輩を不審に思いながらも一応付いていくと、何やら怪しげな地下室へと案内され戸惑う孝史。
しかしその先に何があるのか気になる孝史は、その地下室のドアを開きます。
するとそこには・・・

三田紀房「インベスターZ」1巻 P28、29
麻雀をする怪しげな先輩たちの姿が。
あまりにも異様な光景に困惑する孝史でしたが、先輩達に誘われるがままに麻雀に参加します。
しかし麻雀をやったこともない孝史は、天才とはいえ当然一人負け。
悔しがる孝史。
そんな孝史に対し、先輩はこう言い放ちます。

三田紀房「インベスターZ」1巻P46
「誘惑に負けるヤツ、ルールもロクに知らないのに首を突っ込むヤツは、結局はカモになるんだよ。」

この辺りは三田紀房節炸裂!といった感じですね。
面白くなってきました!

君はカモだと侮辱されて孝史は憤慨しますが、そんな孝史に先輩はこう続けます。
「侮辱じゃないその逆だ。俺たちは君のことを認めている。だからここに呼んだんだ。俺たちが君に提供したいのは麻雀なんてちっぽけなものじゃない。その何万倍も魅力的なゲームさ。」
「この世で1番エキサイティングなゲーム、人間の血が最も沸き返る勝負・・・・・それは金・・・・・・投資だよ。」

正直、いきなり投資と言われてもいま一つピンとこない孝史でしたが、とりあえず麻雀を負けたままでは終われないから・・・と渋々投資部への入部を決意します。
そして実際に投資を始めてみると・・・

という話でした。


やっぱりこの人の漫画は好きだな~。
成功法則を知ってる人間が、素人にビシッと格言チックなことを言っていくところが非常に痛快!
1巻のラストもやはりそんなシーン。
「そうだ・・・法則だ。株に自分の考えなんていらない。株は法則でやれ。」

1巻はここで終わってしまったので、続きが気になって仕方がないです。
法則ってなんなんだー!!!!!
この巻はほぼ導入だけで終わってしまったので、次巻以降の展開に期待ですね。
とりあえず次巻も買ってみることにします。
巻末に「投資入門」という投資の基礎についての書下ろし記事も載っているので、投資にちょっと興味があるという方は是非読んでみて下さい!

0 コメント:

コメントを投稿