著:平野耕太
連載期間 :2009~連載中
ジャンル:ファンタジー
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
画力:★★★★★
管理人のツボ:★★★★★
総合評価:★★★★★
-あらすじ-
西暦1600年、関ヶ原の戦いの最中、島津の退き口の殿軍を務めた島津豊久は、追撃に来た敵将井伊直政に手傷を負わせるも、首を取れずに逃げられてしまう。死に花を咲かせられず重傷を負い、失意のままに山中を放浪していた豊久は突如異界へ足を踏み入れる。
豊久が流れ着いた世界はエルフやオークのいる異世界であり、豊久は彼と同様に流れ付いた織田信長や那須与市と出会う。彼らは「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれ、何故この世界にやってきたかも分からないまま、豊久らは、人間族の国であるオルテ帝国の支配下で農奴としてあえぐエルフの村を蜂起させ国奪りを始める。
-感想-
今回取り上げるのは、平野耕太の最新作”ドリフターズ”です。
この漫画は一言で言うと、
「歴史上の偉人・英雄を全員集めて異世界に送り込んだらどうなんの!?」っていう漫画です。
ハンニバル、スキピオ、ジャンヌ・ダルク、アドルフ・ヒトラー、ラス・プーチン、土方歳三・・・etc
歴史上では死亡、又は生死不明とされている偉人・英雄達がエルフやオークのいる異世界へと流れ着きます。
数多くいる偉人達の中で、この漫画の主役はと言うと・・・
”島津豊久”。
豊久が流れ着いた世界はエルフやオークのいる異世界であり、豊久は彼と同様に流れ付いた織田信長や那須与市と出会う。彼らは「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれ、何故この世界にやってきたかも分からないまま、豊久らは、人間族の国であるオルテ帝国の支配下で農奴としてあえぐエルフの村を蜂起させ国奪りを始める。
-感想-
今回取り上げるのは、平野耕太の最新作”ドリフターズ”です。
この漫画は一言で言うと、
「歴史上の偉人・英雄を全員集めて異世界に送り込んだらどうなんの!?」っていう漫画です。
ハンニバル、スキピオ、ジャンヌ・ダルク、アドルフ・ヒトラー、ラス・プーチン、土方歳三・・・etc
歴史上では死亡、又は生死不明とされている偉人・英雄達がエルフやオークのいる異世界へと流れ着きます。
数多くいる偉人達の中で、この漫画の主役はと言うと・・・
平野耕太「ドリフターズ」1巻 P56 |
「えっ・・・・・誰?」
と思ったあなた、大丈夫。
僕と同じです。(笑)
でも戦闘シーンに入れば豊久の凄さはすぐ分かります。
ちなみに口癖は「首置いてけ。」
そんな豊久が流れついた異世界で出会ったのは、二人の日本の侍。
一人は
平野耕太「ドリフターズ」1巻 P44 |
もう一人は
平野耕太「ドリフターズ」1巻 P54 |
いやー凄いメンツです!!
この3人が同じ時代にいたら一体何が起こるんでしょうか。序盤にして半端ないワクワク感です。
ちなみに、この世界に流れ着いた者達は
漂流者(ドリフターズ)と呼ばれますが、
その中でも”人ならざる悪しき者”は廃棄物(エンズ)と呼ばれます。
廃棄物は、今の世界を滅ぼし化物の世界を作ることを目的としていて、
十月機関という組織が、廃棄物に対抗するべく漂流者を集めています。当然豊久、信長、与一の三人にも十月機関の声が掛かりますが、
彼らは世界を滅亡から救うために動いたりはしません。
日本の侍の行動原理はいつでもどこでも、一つだけ・・・
彼らがまず始めたこと・・・それは”国盗り”です。
十月機関のオルミーヌに対し、信長はこう言い放ちます。
平野耕太「ドリフターズ」2巻 P8 |
そして、驚くオルミーヌを尻目にこう続けます。
平野耕太「ドリフターズ」2巻 P9 |
「それに貴様らが手を貸せい。お前達の世界の平和と幸せのためこの国を亡ぼす企てに加担しろ。」
いやはや、さすがは第六天魔王!(笑)
言うことが違います。
このシーンには痺れました。
こうして三人は国盗りを開始。
世界はどうなっていくのか・・・
といったお話です。
ストーリーも魅力的ですが、何といっても平野耕太の良さは、
「ベタ塗りでド派手な画面構成」と、「セリフ回し」でしょう。
平野耕太「ドリフターズ」1巻 P107 |
「女房子供を取り返せ。それで初めて畜生ではなくなる。お前達を畜生に堕とした奴ばらめの首を取れ。この世に正と邪があるならばこれは正ぞ。」
「たとえ死んだとてあの世で父祖にこう言える。闘って死んだと。家族を守ろうとして死んだと。女房を取り返せ。子を取り返せ。国を取り返せ。己を取り返せ。」
それを聞いていた信長のセリフもまた良い。
「こやつは生まれながらの武将だ。大名ではなく乱世の無性に必要な能力、人を戦に駆り立てる力、『狂奔』。」
この絵や、台詞にグッと来た方は是非読んでみることをオススメします。
以上、ドリフターズの総評でした。
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